海外を含めた読者の皆様に
私がこのブログを書いてみようと思ったのは、混迷する現代日本では、なんらかの本質的な生き方の指針が必要ではないかと思ったからでした。
易経は中国最古の古典の一つですが、現代にも当てはまる多くの指針を含みます。
易経は占いを通じて、自分自身と対話するためのツールですから、これが現代人にもお役に立てるのではないかと考えました。
私は日本人なので、当初から日本人向けに書きました。
ところが、始めてみたところ、圧倒的に海外の方が読者となって下さっていることに気づきました。
当ブログの国別アクセス状況 |
もちろん、日本人の方にも見ていただいておりますが、なかでも英語圏の方、中国語圏の方が突出して非常に多いことに気づき驚いています。
考えてみると、混迷しているのは日本に限ったことではありません。
現代はいろいろな意味で先行きが見えづらい時代です。
経済は不安定化し、世界各地で憎悪から戦争や紛争が起こり、皆が未来への不安を抱えています。
私たちは、国籍、種族、言語が違えど、みな人間です。
易経は古代中国で書かれたものですけれど、その内容は普遍的なものですので、人間であるならば国籍、種族、言語は問わずに利用できるため、こうしたアクセス結果となってくるのでしょう。
それはまた、世界中で未来への不安が増大していることを意味します。
科学技術的な点でこうした読者の方の広がりを考えると、人工知能の発達でウェブサイトが簡単に別言語に翻訳できるようになった、ということが背景にあるのだと思います。
こうした技術の革新がこのような形で反映されていることには驚きます。
しかし、私自身が人工知能による翻訳を利用する場合、やはりまだうまく翻訳できない箇所は多数あります。
特に、易経のような古典作品は、もとの原文が古代の中国語であり、それが四世紀ごろ日本に入ってきたのですが、それ以来、日本語の古語で読解されてきたものです。
日本は古くから中国の文化的影響を強く受けてきて、漢字を使う文化を持っていましたから、日本では中国の古代の文献でも比較的容易に受け入れてきました。
私はそれをもとに、場合によっては自分の中国語の語学能力も生かして、易経を現代日本語で解釈しているわけですが、もとが漢字による文献なので、漢字による固有名詞的な言葉も多数出てきます。
たとえば、「䷀ 乾(けん)」、「䷁ 坤(こん)」といった卦の固有名称は、私は伝統的な日本語表記で「ken」「kon」と平仮名で書いております。
しかし人工知能でこれを英語に翻訳する場合は、これを英語での表記にしてみたり、日本語の別の読みをあててみたり、中国語の読みが入ったりで、一貫していなかったりもします。
日本語だと漢字は読み方が複数あるため、これがなかなか人工知能では判別しづらいのだと思われます。
それでも、だいたいのところは理解できるのかもしれませんが、意味不明となってしまう箇所も必ずや出てくることと思います。
せっかく海外の皆さんも読んでくださるのに、そういう箇所が多ければお役に立てないのではないだろうか?ということがむしろ心配になってきております。
そこで、もし理解が難しい場合、海外からでもご質問にもお答えしていこうと思いました。
ご質問の方法
ご質問は、内容が何であれ、お受けしてみたいと思います。
特に私が紹介している占い方、また卦の解説ページの内容については、人工知能の翻訳で理解が困難ならば、直接お問い合わせいただけたらと考えます。
私も存外忙しいので、ご質問への対応は時間を要する場合もあると思います。
ですが、できるだけ回答することで、海外を含めた読者の皆様のご理解にも役立てるようにしたいと思います。
ご質問の方法は、以下の通りです。
ご質問の書き込み先
ご質問は、コメント欄に書き込むか、あるいはプロフィールにあるメールアカウントに送信してください。
ご質問の言語
ご質問いただく言語については、
1、英語
2、中国語
→英語と中国語については、私は翻訳アプリは使わずに、そのまま読むことができますし、回答も英語・中国語で行うことができます。
3、それ以外の言語
→それ以外の言語については人工知能を通して読むことになりますが、回答は日本語とさせていただきます。
なので、できるだけ「1、英語」あるいは「2、中国語」でご質問いただけたらと思います。
もちろん、日本人の方でしたら日本語でお寄せください。
今後のブログへの対応
もともと、このブログは海外で読まれることはまったく想定していませんでしたので、私の経験上の知識を日本語で自分の文章スタイルにて書きました。
日本語の文章としては、変換ミスの箇所はまだあるものの、それなりの文章にはなっていると思われます。
しかし海外の読者がこれだけおられることを考えると、もう少し別言語での翻訳や理解がしやすいスタイルにしたほうが良いのではないかと思っています。
しかし、解説ページだけでもかなりの文章量となるため、改定には時間を要すると思われます。
現在、時間があまりとれないため、すぐには手直しできません。
でも、手直しするにせよ、海外含めた読者のみなさんの要望は反映させたいと思います。
なので、ご意見やご質問はぜひお気軽にお寄せください。
太極道人
0 件のコメント :
コメントを投稿